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Worpswede high back armchair by Willy Ohler,Paradise sofa by Kerstin Hörlin-Holmquist,Rodeio lounge chair by Jean Gillon,Irene Chair by Dirk L. Braakman,NV54 Sideboard with tambour doors in rosewood by Niels Vodder,Small coffee table by Roger Capron,Highboard in teak by Kurt Østervig,Delfino armchair by Erberto Carboni,…他
Worpswede high back armchair by Willy Ohler
1920年代、ドイツのデザイナー兼画家である「Willi Ohler」によって手がけられた1世紀前の希少な作品です。厳選された頑丈なオーク材と溢れんばかりに経年美を放つ籐編みの組み合わせという斬新なコンビネーション。幅が広い肘掛けは使い勝手が良く、コーヒーカップを置いたり本を置いたりと日常に馴染みます。(ウェグナーの375/290ソファのアーム形状はここからインスピレーションを得たと言われています) この絶妙なフォルムを保持し続けている強靭な作りも特徴の一つ、リアルに当時の風を感じられる素敵なチェアです。
Paradise sofa by Kerstin Hörlin-Holmquist
1958年、スウェーデンのデザイナー「ヘルリン・ホルムクイスト」によって手がけられた美しいソファです。彼女は柔らかく滑らかな線を好みましたが、当時は直線と厳密な角度が時代のファッションを定義していました。そんな中、彼女は曲線ラインを表現するためにポリスチレンを使用、さまざまなテクニックを組み合わせて「パラダイス」ラインの特徴である曲線を実現しました。(のちにこの時代を超越した象徴的なコレクションとなりました。)納得いくまで真摯に向き合うヘルリン・ホルムクイストのスタイルが作品に凝縮されています。(New fabric)
Rodeio lounge chair by Jean Gillon
ルーマニア生まれのブラジル人デザイナー「Jean Gillon/ヤン・ギロン」が、1960年代に自身の家具会社「Italma WoodArt」のために設計した非常に優雅で座り心地の良いラウンジチェアです。一本一本の線が絶妙に作用し合い、ローズウッドが持つ個性と共に椅子のフォルムを際立たせています。彫刻家としても活躍していた彼はよく木を彫り込んで革を通す手法を取り入れています。この意匠は作品に躍動感を与え、機能とアートの融合を感じさせます。(Jean Gillonは、建築、彫刻、絵画、陶芸、タペストリー、舞台美術、インテリアデザイン、工業デザインなど、さまざまな分野で活動したモダニストの天才として知られています)
Irene Chair by Dirk L. Braakman
1948年「UMS Pastoe」によって製造された作品です。「アイリーン」と名付けられたこちらのチェアは、オランダの有名デザイナー「シース・ブラークマン」の父親である「ダーク・ブラークマン」によってデザインされました。無垢材が用いられた座面と背面の曲線が、シンプルなデザインに審美性を生ませ独特の世界観を宿しています。より多角的に椅子の価値を探りたくなるかもしれません。細部のデザインをじっくり味わっていただきたい希少なチェアです。
NV54 Sideboard with tambour doors in rosewood by Niels Vodder
1954年、デンマークで製造された「Niels Vodder 」作「 NV54 」。この途轍もなく美しいサイドボードには、 削り込みが美しい8 つの引き出しと 調節可能な棚、堂々とした佇まいを醸し出すタンブールドアが用いられています。ひときわ目を惹く彫刻のような脚、神秘を感じさせる優雅な構造美、そこには全て含蓄に富むローズウッドの素材感が最大限に活かされています。時には厳かなオーラを放ち、また時には和やかな印象で使い手を見守ります。非常に価値が高く、なかなか出会えない逸品です。
Small coffee table by Roger Capron
1960年代、フランスのデザイナー「Roger Capron & Jean Derval」が手がけたコーヒーテーブルです。セラミック効果が放つ素材の特殊性が気品を感じさせ、雰囲気を作ります。美への追求がもたらす日常の過ごし方、沸き起こる柔軟なアイデア、悠々と流れる自由な時間など、使い手の想像力を掻き立ててくれる温雅なコーヒーテーブルです。
Highboard in teak by Kurt Østervig
1960年代デンマークの家具作家「Kurt Østervig」によってデザインされた見事なハイボードです。上下が収納庫で中央が棚という有効な配置に加えて、どんな生活様式にも美的価値を落とし込めるクオリティの高さは申し分ありません。考え抜かれた縦横奥行きの比率や下段左の引出し、脚の形状など、細部まで妥協のない芸術的な妙品です。
Delfino armchair by Erberto Carboni
1954年に作られたイタリア人デザイナー「Erberto Carboni」の代表作”Delfino armchair” です。その名の通り、優美な動物であるイルカにちなんで名付けられました。カルボニのデザインは、自然からインスピレーションを得たものが多く、流線型を活かしたしなやかな印象を与えます。お部屋のアクセントに好適な、オブジェのようなチェアです。